■top   ホームへ戻る   前のページに戻る 更新日 : 2019年3月22日 
                
   ■ 野球は『野球規則』に基づいて行われます。また、所属団体ごとでの『きめごと(約束事)』も
   大会運営上必要になります。どちらも『知る』ことが大切ですので、各自ご確認下さい。
     このページでは、スポーツ少年団で、特に必要ありそうなポイント(思いつくまま)を記載した
   つもりです。

    ▼『野球規則』は市販されていますので・・・・・やはり、ご確認いただきたい
    ▼埼玉県スポーツ少年団 軟式野球運営細領も是非一読ください(毎年購入してます)
    ▼上尾市野球部会としての『細則・約束事』も参照下さい
(2019年3月改正)
  
 
野球ルールの基礎 
@ふり逃げ  3ストライク目を捕手が正しく捕球しなかったとき   『野球規則 5.05(a)(2) <6.09(b)>』
Aインフィールドフライ  内野フライを内野手が落球しても、走者は走らなくてもよい   『野球規則 定義40 <2.40>』
B安全進塁権  走者がアウトを心配せずに進塁できる   『野球規則 5.05(b)、5.06(3)
         <6.08(a)、7.04、7.05>』
Cボーク  低学年は免除され注意のみですが、マナーとしても知る必要あり   『野球規則 定義40 <2.40>
         6.02(a)<8.05>』
Dフォースアウトと触球  所謂「フォースアウト」と「タッチアウト」の『触球』の意味の確認   『野球規則 定義76 <2.76>
         5.09(b)(4)(6)<7.08>』
   ※このページでの説明では2016年度版の野球規則の条項番号を用います(尚、便宜上 2015年度条項番号を<>で記載)
 
個別のきめごと・約束事
@上尾市部会ルール  上尾市スポーツ少年団野球部会のきめごと
A市民球場利用注意  ・利用後最終使用チームは清掃すること
   
   
   
   
 
ルール・きめごとの改訂履歴
  ※2019年3月以降の変更を追記します 
 
 
 
 
 
    ※本ページの記載内容にお気づきの点があればお知らせください ・・・・・・・ 誤記・誤解 など


 
野 球 ル ー ル の 基 礎
 
@ふり逃げ  ▲TOPに戻る
   小学生程度の少年野球で発生頻度が高いプレイの「ふり逃げ」に関し説明します。

【基本】     
                                 『野球規則 5.05(a)(2) <6.09(b)>』
   バッターは3ストライク目をキャッチャーが正しく捕球できなかったときはランナーになる
   ⇒ただしノーアウトもしくはワンアウトで一塁にランナーがいるときはこのルールは適用されない
  ◆補足
     「ふり逃げ」という表現から「空振りが必要」と誤解している大人が多いが、見逃しの 3ストライク目をキャッチャーが落球したり、ワンバンド捕球したときも適用される
     上記「ただし」の必要性について、子供達には「捕手がわざと落球してダブルプレイを狙うことがあると 面白くないから・・」と説明している
     本来「ふり逃げ」という名前のルールは無い。
Aインフィールドフライ  ▲TOPに戻る
   「振り逃げ」と同様、アウトカウント・走者の条件が関係することから子ども達が覚えにくいルール。めったに発生しないが、知っているのと知らないのとでは大きな違いがある。

【基本】     
                                 『野球規則  定義40 <2.40>』
   ノーアウトもしくはワンアウトのとき、一塁・二塁に走者がいるとき(満塁も含む)に打球が内野へのフライとなって、審判が「インフィールドフライ」と宣告すると、打者はアウトになる。これにより、塁上の走者は次の対への進塁義務が無くなるので、野手の捕球・落球に関係なく、占有している塁に留まっていてもよいことになる。
   ⇒ 内野手が故意に落球し、多重殺プレイをすると「面白くない」ので・・・・
  ◆補足                          ≪こんな細かいことを書くから、訳が分からなくなっちゃうんだろうなぁ≫
     「インフィールドフライ」の宣告があっても、内野手が捕球出来ずにフェア領域で触れもせずに落ちたボールがファウル領域に出たなら、その打球は「ファウルボール」となり「インフィールドフライ」の宣言は取消となる。
 ⇒ 元々「ファールラインぎりぎりのフライ」のときであれば、審判は「インフィールドフライ イフ フェア」と宣告する
   このとき、一旦「ファール領域」に落ちた打球が「フェア領域」に転がり込めば、フェアなので「インフィールドフライ」成立
     「インフィードフライ」の条件(アウトカウント・走者)を満たしていても、審判がその宣告をしなければ成立しない。
     「インフィールドフライ」の宣告があっても、インプレイであるので走者は自己責任で次の塁へ走ってもよいし、離塁していてもよい。捕球されれば、元の塁に戻らなければならない義務が発生するが。
     「インフィードフライ」と宣告された打球が、塁を離れている走者に触れたら 走者はアウトになりボールデッドになる。打者は「インフィールドフライ」宣告時にアウトであるため、この一打で「打者・走者」ともにアウトになる。
 ⇒ 塁上の走者に「インフィールドフライ」の打球が触れた場合は走者はアウトにはならない。打者アウトでボールデッド。
                                 『野球規則 5.09(b)(7)ならびに同【例外】【注5】 <7.08>』 
  ※念のため  (細かいことですが)  
     審判員の判断基準は「内野手が普通の守備をすれば捕球できるかどうか」であって、土と芝生の境目やベースラインなどを勝手に境界線としてはいけない。例えば、ボールが外野手によって処理されても、内野手が容易に捕球できたと判断すれば「インフィールドフライ」となる。
 また、アピールプレイではないので、事後「応援席やらベンチからインフィールドフライだったじゃないか・・・」と苦情を言っても覆るものではない。                     
 『野球規則  定義40【原注】 <2.40【原注】>』
     「打者の打った飛球」について、『ライナー』と『バントを企ててのフライ』は本件対象にはならない
                                 
 『野球規則  定義40 <2.40>』
B安全進塁権  ▲TOPに戻る
   走者(ランナー)もしくは打者に与えられる進塁権を以下にまとめます。進塁権が与えられるとき、発生事由か『ボールデッド』ならば与えられた塁以上へ走者(打者走者)は進むことはできませんが、『インプレイ』であるならば進塁権で与えられた塁より先に進むことは「走者の責任」において自由です。ただし、進塁権から先はタッチアウトされる危険があると言うことです。
 良くある例で言えば、四球目のボールをキャッチャーが後逸した場合に、ボールがデッドラインを越えてしまえば『ボールデッド』になるため打者走者は一塁で「プレイ」が掛かるのを待つしかありません。後逸したボールがバックネット前に止まっているときは『インプレイ』ですので、キャッチャーがボールを見失っていると判断すれば(一塁ランナーコーチの仕事)、打者走者は二塁まで進んでもかまわないと言うことです。

【基本】     
                             『野球規則 5.05(b)、5.06(3) <6.08(a)、7.04、7.05>』
 ◇全て記載すると煩雑になるので、少年野球に関係ありそうな項目だけとしました。(その他は下に項目のみ記載)
打者に
 一塁が
 与えられる
 四球 インプレイ 野球規則 5.05(b)(1)<6.08(a)>
 ヒットバイピッチ  ボールデッド 野球規則 5.05(b)(2)<6.08(b)>
 インターフェア:捕手による打撃妨害  注1  野球規則 5.05(b)(3)<6.08(c)>
 フェアの打球に走者もしくは審判が触れた ボールデッド 野球規則 5.05(b)(4)<6.08(d)>
走者に
 1個の塁が
 与えられる  
    
 ボークが宣告された場合 ボールデッド 野球規則 5.06(b)(3)<7.04>    
 打者が一塁を与えられたため占有塁を明け渡す場合  発生事由次第
 野手が飛球を捕えた後、ボールデッド領域に倒れ込んだとき   ボールデッド
 走者が盗塁を企てたときに打者がインターフェアされたとき 注1 
 野手が帽子・マスク・着衣の一部を本来の位置から離し、投球に故意に触れさせた場合 インプレイ 
 投手の打者に対する投球、または走者に対する投手板上からの牽制球が場外に出てボールデッドとなった場合 ボールデッド 野球規則 5.06(b)(4)<7.05>
走者(打者走者)
 1個の塁が
 与えられる
 フォアボール四球目、スリーストライク三球目の投球が、球審か捕手のマスクまたは用具に挟まって止まった場合 ボールデッド 野球規則 5.06(b)(4)<7.05>
a03001
走者
(打者走者)
 2個の塁が
 与えられる 
 フェアとなった打球が場外に出るなど、ボールデッドになったとき ボールデッド 野球規則 5.06(b)(4)<7.05> 
 野手の送球が場外に出るなど、ボールデッドになったとき
  注2 ⇒ 内野手の最初のプレイは投球当時の塁から
ボールデッド
走者(打者走者)
 2個の塁が
 与えられる 
 野手が、帽子・マスク・着衣の一部を本来の位置から離し、送球に故意に触れさせた場合 インプレイ 野球規則 5.06(b)(4)<7.05> 
 野手が、送球にグラブを故意に投げつけ触れた場合 インプレイ
走者(打者走者)
 3個の塁が
 与えられる 
 フェアの打球に、野手が帽子・マスク・着衣の一部を本来の位置から離し、故意に触れさせた場合 インプレイ 野球規則 5.06(b)(4)<7.05> 
 フェアの打球に、野手がグラブを故意に投げつけ触れた場合 インプレイ
  注1 ; インターフェア時の基本はボールデッドだが直ぐには審判は止めない       野球規則 5.05(b)(3)<6.08(c)>
 002    捕手を含む野手の妨害があったにも関わらず、プレイが続けられたときは、そのプレイが終わってからタイムが掛けられ攻撃側監督に「一塁進塁かプレイ結果を活かすか」の選択権が与えられる。
 捕手を含む野手の妨害があったにも関わらず、プレイが続けられ打者が一塁へに達し、他の走者が1個以上の進塁を果たしたときは妨害と関係なくプレイは続けられる。
  注2 ; 打球処理直後の内野手の最初のプレイに基づく悪送球の例外規定      野球規則 5.06(b)(4)(G)<7.05(g)>
   打球処理直後の内野手の最初のプレイに基づく悪送球の場合は、投手の投球当時の各走者の位置から2個の塁。その他の場合は悪送球をした野手の手をボールが離れたときの各走者の位置が基準となる
 
  ※余談ですが 
     ・  本項冒頭の「四球目のボールをキャッチャーが後逸」「ボールデッド」の事例で、『打者走者に「四球」で一塁+「ボールデッド」で一塁=合計二塁』と考える方もたまにいるが、キャンペーン期間中の割引と同じで両方は使えない。
     ・  打者の飛球がフェア領域のボールデッドラインをノーバンドで超えたときは「4個の塁が与えられる」これはホームランだね
Cボーク  ▲TOPに戻る
   4年生以下の低学年の試合では「ボーク」は取らずに注意のみになりますが、本来ボークは「マナー違反」防止が目的ですので低学年でも注意を受けるようなことが無いよう基本は知っておいてもらいたいことです。5年生・6年生以上になれば知らなかったでは済まされません。是非とも「何をしてはいけないのか」を理解してください。

【基本】     
                                 『野球規則 6.02(a) <8.05>』からの抜粋
   塁に走者がいるときは、次の場合ボークとなる。
  (1)  投手板に触れている投手が、投球に関連する動作を起こしながら、投球を中止した場合。
  (2)  投手板に触れている投手が、一塁または三塁に送球するまねだけして、実際には送球しなかった場合。
  (3)  投手板に触れている投手が、塁に送球する前に、足を直接その塁の方向に踏み出さなかった場合。
  (4)  投手板に触れている投手が、走者のいない塁へ送球したり、送球するまねをした場合。ただしプレイの必要があればさしつかえない。
  (5)  投手が反則投球をした場合。
  (6)  投手が打者に正対しないうちに投球した場合。
  (7)  投手が投手板に触れないで、投球に関連する動作をした場合。
  (8)  投手が不必要に試合を遅延させた場合。
  (9)  投手がボールを持たないで、投手板に立つか、これをまたいで立つか、あるいは投手板を離れていて投球するまねをした場合。
  (10)  投手が正規の投球姿勢をとった後、実際に投球するか、塁に送球する場合を除いて、ボールから一方の手を離した場合。
  (11)  投手板に触れている投手が、故意であろうと偶然であろうと、ボールを落とした場合。
  (12)  故意四球が企図されたときに、投手がキャッチャースボックスの外にいる捕手に投球した場合。
  (13)  投手がセットポジションから投球するに際して、完全に静止しないで投球した場合。
       
  ペナルティ
     (a)項各規定によってボークが宣告されたときは、ボールデッドとなり、各走者は、アウトにされるおそれなく、1個の塁が与えられる。
 ただし、ボークにもかかわらず、打者が安打、失策、四球、死球、その他で一塁に達し、かつ、他のすべての走者が少なくとも1個の塁を進んだときには、このペナルティーの前段を適用しないで、プレイはボークと関係なく続けられる。 
  『6.02(a)原注』   
     ボークルールの目的は、投手が走者を意図的に騙そうとするのを防ぐためであることを、審判員は心に銘記しなくてはならない。もし、審判員の判断で投手の”意図”に疑いを抱いたら、審判員は厳重に規則を適用すべきである。 
       
【補足】    
   上記『原注』にあるように「意図的に騙す」ことを防ぐルールであることを理解し、選手はフェアなプレイを心がけてほしい
Dフォースアウトと触球  ▲TOPに戻る
   野手が走者をアウトに取る基本の「フォースアウト」と「タッチアウト」の違いと『触球』について再確認下さい。

   【TAG「タッグ」(触球)】                         『野球規則  定義76 <2.76>』
   野手が、手またはグラブに確実にボールを保持して、その身体を塁に触れる行為、あるいは確実に保持したボールを走者に触れるか、手またはグラブに確実にボールを保持して、その手またはグラブを走者に触れる行為をいう。
   しかし、塁または走者に触れると同時、あるいはその直後に、ボールを落とした場合は”触球”ではない。
   野手が塁または走者に触れた後、これに続く送球動作に移ってからボールを落とした場合は、”触球”と判定される。
   要するに、野手が塁または走者に触れた後、ボールを確実につかんでいたことが明らかであれば、これを落とした場合でも”触球”と判定される。
  【「フォースアウト」と「タッチアウト」】                  『野球規則  5.09(b)(4)(6) <7.08>』
  ◆フォースアウト                             5.09(b)(6)
   打者が走者となったために、進塁の義務が生じた走者が次の塁に触れる前に、野手がその走者またはその塁に触球した場合(このアウトはフォースアウトである) ⇒ 走者はアウトになる
  ◆タッチアウト                               5.09(b)(4) 
   ボールインプレイで走者が塁を離れているときに触球された場合 ⇒ 走者はアウトになる
     
【補足】   
   「塁に触球」でフォースアウトのときは、ボールを保持していれば、身体のどの部分が塁に触れてもアウトになる。一方、「走者に触球」でタッチアウトとするためには「確実に保持したボールを走者に触れるか、ボールを確実に保持した手またはグラブで走者に触球」することが必要。即ち、ボールが入っていないグラブを走者に触れてもアウトにはならない。  
   上記で「塁に触球」とあることを「触塁」とは言わないそうです。「触塁」は走者が塁に触れること。
 ▲TOPに戻る
   
 
個 別 の き め ご と ・ 約 束 事
 
@上尾市スポーツ少年団野球部会のきめごと  ▲TOPに戻る
   「上尾市スポーツ少年団野球部会 運営要領」として、『大会規則』『約束事』を定め、主催する大会に適用しています。
また、「東部リーグ」に於いてもこれらの決め事を準用しています。

   
※これら以外にも円滑に大会を運営するにあたって「お願い」が野球部会から、「ベンチ内の約束事」が母集団から出ています 
  ◎指導者、母集団の方々へのお願い                  2008年10月版
     小学校、公共施設はすべて学校内禁煙です   ⇒ 校門外も敷地です。学校敷地外でも近隣住民への配慮が必要です
     駐車場に駐車する際の団名カード表示のお願い  ⇒ 駐車場出入りに伴う 車の移動を、お願いすることがあります
     相乗りで車の台数を減らしましょう  ⇒ 駐車スペースは限られています
     小学校の中庭でのキャッチボール禁止のお願い  ⇒ 校舎(ガラス等)の毀損はあってはなりません
     抽選会への出席  ⇒ 抽選会場は公共施設です。他の利用者への配慮も必要
  ◎応援にいらっしゃるすべての方へのお願い             2008年10月版  
     小学校、公共施設はすべて学校内禁煙です  ⇒ 団関係者以外にも徹底が必要です・・・友人・親戚・祖父母など
     忘れ物に注意し、ゴミは持ち帰りましょう  ⇒ 公共施設を借りて大会は運営されていることを再確認下さい
     駐車場に駐車する際の団名カード表示のお願い  ⇒ 駐車場出入りに伴う 車の移動を、お願いすることがあります
     鳴り物を使用した応援や指導は禁止です  ⇒ また、相手選手への野次も禁止です
  ◎試合会場ベンチ内での約束事                     2017年4月1日改訂  
     ベンチ・給水・応援席についての取り決めがあります  
知らなかったために「嫌な思い」をすることが無いようにしたいものです
A上尾市民球場利用上の注意  ▲TOPに戻る

 2016年6月の抽選会で注意喚起があった「上尾市民球場利用上の注意」を再確認のため記載

 上尾市民球場の使用時の「きめごと」の確認。
  ◆使用後はダッグアウトの清掃(掃き掃除・ベンチの
   雑巾がけ)を行うこと
    → 大会使用時は最終対戦チームが責任をもって行うこと

  ◆投球練習場を利用するときは、使用都度整備すること
 右は市民球場内のベンチ内に掲示の注意事項 ⇒ 
   
 
ル ー ル ・ き め ご と の 改 定 ・ 追 加 履 歴
 
※追記スペース  ▲TOPに戻る

 ホームへ戻る   前のページに戻る    ▲TOPに戻る

inserted by FC2 system